ロゴ

スピジアについて

スピジアについてのアイコン
スピジア基本情報

スピジアとは?

スピジア点鼻液(以下、スピジア)は、「てんかん重積状態」に対する点鼻(噴霧)のおくすりです。
てんかん重積状態をとめる、もしくはてんかん重積状態に移行するおそれのある発作をとめる効果が期待できます。

スピジアは、医師などの医療関係者だけでなく、介護者などの方が、医療機関外でも投与することができます。
点鼻(噴霧)のイメージ

※2~5歳のお子さんの場合、医師のもとで投与する必要があります。

点鼻(噴霧)のイメージ

スピジアの用量

スピジアは、医師に指示された用量にしたがって投与してください。
スピジアの容量のイメージ
スピジアを投与するときに注意が必要な方
以下にあてはまる項目のある方は、スピジアを投与するときに注意が必要です。

心臓の病気がある

授乳中の方

脳の障害がある

高齢の方

からだが衰弱している

他におくすりやサプリメントを飲んでいる

呼吸器の病気がある

緑内障がある方

肝機能や腎機能の検査値異常を指摘されたことがある

過去の使用時に副作用があらわれたことがある方

妊婦の方

など

また、他の発作をとめるためのおくすり(ベンゾジアゼピン系の坐薬など)を使っている方は、スピジアの作用が強く出てしまうおそれがあるため、注意が必要です。
主治医と使い方の相談をしておきましょう。

上記以外であっても、他の病気があったり、他の病院にかかっている場合は、事前に主治医にお伝えください。

主治医のイメージイラスト
スピジアの取り扱いや保管について
スピジアの取り扱いについて

噴霧器には1回(1噴霧)分のおくすりが入っていますので、噴霧テストはしないでください。

噴霧器は1回使い切りのため、くり返し使用することはできません。

目には入れないこと。

箱から噴霧器が落ちる可能性があるため、必ず使用する直前に開封してください。

スピジアの保管について
使用時以外で開封した場合は、箱に入れて、安定する場所で保管してください。 保管の向きは自由です。
未開封品を持ち運ぶようにしてください。
使用期限が過ぎたものは使用しないでください。
室温で保存するようにしてください。冷蔵庫や冷凍庫に入れないでください。
スピジアの取り扱いや保管についてのイメージイラスト
使用期限は箱の側面に書かれています。
スピジアの投与について
スピジアの投与方法

医師または薬剤師の指示にしたがい、症状があらわれたとき1回1噴霧(どちらか片方の鼻のみ)もしくは2噴霧(両方の鼻に1回ずつ)してください。
ふらずに使うことができます。

スピジアは、黄色の液体で、粘着性があります。

STEP01
手に持つ

人差し指と中指でノズルの両側を押さえ、
親指でプランジャーを軽くささえる。

手に持つイメージ
STEP02
鼻のあなに差しこむ(または鼻のあなにあてる)

ノズルの両側の指が鼻の入り口に触れる程度まで、
ノズルの先端を鼻のあなに差しこむ(または鼻のあなにあてる)。

  • ・投与できる体勢をしっかり確保してから投与すること。
  • ・スピジアを鼻のあなにまっすぐに差しこむ(またはあてる)こと。
    なお、スピジア投与時の顔の向きに規定はありません。
鼻のあなに差しこむイメージイラスト
STEP03
カチッと音がするまで押す

親指でプランジャーの下部をカチッと音がするまで押しこむ。
噴霧後は、噴霧器を鼻からはずす。

カチッと音がするまで押すのイメージイラスト
カチッと音がするまで押すのイメージイラスト2
注意事項のイメージイラスト

・鼻以外には絶対に投与しないでください。

・噴霧器には1回(1噴霧)分のおくすりが入っていますので、噴霧テストはしないでください。

・使用期限が過ぎたものは使用しないでください。

使用後は、噴霧器を家庭ごみとして、各自治体の分別ルールにしたがって廃棄してください。

投与後の対応
投与後に発作がおきた場合
スピジア投与後、再度、発作がおきて2回目の投与が必要となった場合は、最初に使用してから4時間以上間隔をあけて使用してください。
なお、1回目のスピジア投与後も改善がみられない場合や、スピジア投与後4時間以内にてんかん重積状態に至った場合は、救急搬送してください。
2回目の投与の判断に困る発作がみとめられた場合等は医師に連絡、または医療機関の受診や必要に応じて救急搬送してください。
また、2回目投与後に発作が再発した場合は、スピジアを追加投与せず、救急搬送してください。
投与後に発作がおきた場合のイメージイラスト
投与後におこなうこと

安全な場所であることを、再度確認する

横向き(回復体位)に寝かせる(発作中に姿勢変更がむずかしい場合は、発作がおさまってからおこなう)

からだをしめつけないように、衣服をゆるめる。メガネ、ヘアピンなど怪我をする可能性のあるものをはずす

発作がおさまった後に、呼吸や顔色が回復していることを確認する

(大きなけいれん発作の場合)けいれん発作がおさまったら、からだを横に向けて呼吸がもとに戻るのを待つ。そして、意識が回復するまで、そのまま静かに寝かせる。息を吸いにくそうにしている場合は回復体位が望ましい

必要に応じて、発作の記録をつける

投与後におこなうことのイメージイラスト

ふらつきで転びやすかったり、多動があらわれることがありますので、十分にご注意ください。
また、スピジアの投与中、体調が回復するまでは自動車の運転や機械の操作などはさせないようにしてください。

ページトップへ
ページの
先頭へ