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よくある質問

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スピジアについて

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スピジアは1回につき何本(何回分)まで処方してもらえますか?
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スピジアは向精神薬のため1回につき14日分までの処方とされています。自治体ごとに処方本数が決まっていることもありますので、詳しくは医師や看護師、薬剤師にお尋ねください。
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スピジアの使用期限はどのくらいですか?使用期限が過ぎたものは投与できませんか?
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使用期限につきましては、箱の側面の記載をご確認ください。また、使用期限が過ぎたものは使用しないでください。
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スピジアの投与に関する不明点はどこに相談したらいいですか?
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投与に関する不明点は、医師または看護師、薬剤師などの医療従事者にご相談ください。
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スピジアはどのように保管すればよいですか?保管場所に施錠は必要ですか?
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箱に入れたまま室温(1~30℃)で保存するようにしてください。冷蔵庫や冷凍庫に入れないでください。保管の向きは自由です。鍵をかける必要はありませんが、お子さんの手の届かないところに保管し、お子さんなどが誤って使用することがないようご注意ください。

投与の準備と投与方法

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スピジアを使用する前に、練習や指導を受けることはできますか?
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病院で事前に医療者から使用方法の説明や練習用のデバイスを用いた指導を受けることができます。
使用前に使い方動画などもご確認ください。 ※施設によっては練習用デバイスを置いていないところもあります。
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誤ってスピジアを開封してしまいました。どうすればよいですか?
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使用時以外で開封した場合は、箱に戻し、安定する場所で保管してください。なお、携帯する場合は、箱に入れたまま持ち運ぶようにしてください。
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スピジアを投与する前に誤って噴霧器のプランジャー(注入ボタン)を押してしまった場合、使用できますか?
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薬液が噴霧された場合は使用できませんので、新しい噴霧器を使用してください。また、投与前に、プランジャーが正常な位置にない場合や、破損しているように見える場合などは、その噴霧器は使用せず、新しい噴霧器を使用してください。また、破損している場合は処方された病院または薬局までご連絡ください。
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投与時の姿勢はどうすればよいですか?
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発作の際の体位について、食事中の発作や、嘔吐やよだれがある場合、発作後の嘔吐も考慮し、顔を横に向けて寝かせるなどの対応がよいとされています。
投与の際は、投与できる体勢をしっかり確保してから、スピジアを鼻の穴にまっすぐ差し込んで(またはあてて)ください。なお、スピジア投与時の顔の向きに規定はありません。
スピジアの投与方法、投与後の対応については、「スピジア点鼻液使用ガイド(持ち帰り用患者冊子)」や使い方動画をご確認ください。
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スピジア投与後に他の発作をとめるお薬(ミダゾラム口腔用液やジアゼパム坐剤など他の抗けいれん薬)を投与、もしくは、他の発作をとめるお薬を投与後、スピジアを投与しても大丈夫ですか?
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他の発作をとめるためのお薬と同時に使うと、スピジアの作用が強く出てしまうおそれがあるため、注意が必要です。必ず主治医と使い方の相談をしておくようにしてください。
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1回につき2本の投与が指示されています。1本使用した後すぐに2本目を投与できますか?
2本投与する場合、1本目と投与する鼻(左右)を変えた方がいいですか?
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1回につき2本投与の場合は、1本目を投与した後すぐに2本目を投与するようにしてください。投与する鼻は、左右変えるようにし、両方の鼻に1本ずつ投与してください。

投与時・投与後の対応

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鼻水や鼻血が出ているときでも、スピジアを投与できますか?
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季節性アレルギーまたは鼻炎をもつてんかん患者において、本剤の点鼻投与に影響を与えないことが報告されました(海外データ)。なお、大量に鼻血が出ている状況では、先に出血をとめるようにしてください。
(参考資料)Vazquez Bら、Epilepsy Behav. 2021; 118: 107898
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鼻水が多いときは吸引してから投与した方がよいですか。吸引できない場合効果が低くなる可能性はありますか?
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鼻水が出ている状況でも投与は可能ですが、大量の鼻水が出ている場合は、吸引やふき取るなどの対応後に投与してください。なお、季節性アレルギーまたは鼻炎をもつてんかん患者において、本剤の有効性に影響を与えないことが報告されています(海外データ)。
(参考資料)Vazquez Bら、Epilepsy Behav. 2021; 118: 107898
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鼻に炎症や傷があるときに投与しても大丈夫ですか?
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重度の炎症や出血がある場合は、医師に相談するようにしてください。
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発作で呼吸抑制が起きている最中でも使用してよいですか?
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てんかん発作により呼吸抑制が生じている場合に、スピジアを投与すべきかどうかについては、主治医にご相談ください。ジアゼパム自体にも呼吸抑制の可能性があるため、慎重な判断が必要です。
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投与直後に、くしゃみや鼻水が出ました。もう一度投与すべきですか?
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くしゃみや鼻水が出ても、薬の一部は吸収されています。追加投与はせず、様子を観察するようにしてください。
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スピジアを投与した後すぐに発作がとまりました。鼻をかみたがったらすぐに鼻をかんでもいいですか?
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無理のない範囲で投与後数分は鼻をかまずに我慢してください。その後は鼻をかんでも構いません。また、すぐ鼻をかんでも、薬の一部は吸収されていますので、追加投与はせず、様子を観察するようにしてください。
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1回につき2本の投与が指示されています。1本使用した後に発作がとまった場合、2本目の投与は必要ですか?
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投与量は年齢と体重に基づき決められています。
1回2本投与が指示されている場合は、1本目の投与で発作がとまった場合でも2本目の投与を行うようにしてください。詳細は主治医にご相談ください。
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スピジアを投与中に発作が激しくなり、薬液が目や口に入りました。大丈夫ですか?
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薬液が目や口に入った場合、水でやさしく洗い流すようにしてください。また、必要に応じて病院に連絡し、指示を受けるようお願いいたします。
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スピジアを投与後、発作がとまらなかった場合、スピジアを追加で投与してもよいですか?
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スピジア投与後10分以内に発作がとまらない場合は、医療機関に救急搬送してください。なお、2回目の投与が必要な場合は、1回目の投与から4時間以上あけて投与してください。スピジアの2回目投与後に発作が再発した場合は、スピジアを追加投与せず、救急搬送してください。
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スピジアを投与しても発作がおさまりません。どうすればよいですか?
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スピジア投与後10分以内に発作がとまらない場合や1回目投与後に改善が見られない場合、投与後4時間以内にてんかん重積状態に至った場合は、医療機関に救急搬送してください。
その際、スピジア投与状況の確認のため、使用済みの噴霧器を医療関係者に提示するようお願いします。
なお、発作が再発し、2回目の投与が必要な場合は、初回投与から4時間以上の間隔をあけて投与してください。
2回目の投与の判断に困る発作が認められた場合等は、主治医に連絡、または医療機関の受診や必要に応じて救急搬送するようにしてください。
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スピジアを投与した後に、鼻から液体が出てきました。薬剤が漏れた場合、追加投与した方がよいですか?
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薬液が漏れたと感じる場合でも、追加投与はしないでください。発作の様子を観察し、必要に応じて救急搬送や主治医への連絡をするようにしてください。
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スピジアを投与した後に嘔吐しました。どのように対応したらよいでしょうか?
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薬剤は鼻から吸収されるため、薬の効果に影響する可能性は低いです。注意深く観察していただき、いつもと違うと感じた場合は救急搬送するようにしてください。
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スピジア投与後、子どもの様子がいつもと違います。どう対応すべきでしょうか?
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投与後、いつもと違うと感じた場合は救急搬送を手配するようお願いいたします。
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スピジアをうまく投与できたか自信がありません。確認する方法はありますか?
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薬液が鼻にきちんと噴霧されているかどうか、確認する方法はありません(プランジャーの下部をカチッと音がするまで押しこんでいただければ薬液は噴霧されています)。投与できたかわからない場合、追加投与はしないようご注意ください。発作の様子をよく観察していただき、救急搬送が必要な状態にあてはまる場合は救急搬送するようにしてください。また、投与できたかわからなかったことは、次回受診時に主治医に伝えるようお願いいたします。
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スピジア投与後、すぐに酸素マスクをつけても問題ありませんか?
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必要に応じてすぐに酸素投与を行ってもかまいません。薬の効果に影響はありません。
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スピジア投与時にサチュレーションモニターをつける必要はありますか?
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必須ではありませんが、呼吸状態の観察には役立ちます。可能であれば使用してください。
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使用済みの噴霧器はどうしたらいいですか?
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使用後の噴霧器は各自治体のルールに従って廃棄するようお願いいたします。

救急搬送について

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スピジアを投与したら必ず救急搬送しなければいけませんか?
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スピジア投与後の救急搬送及びその手配の必要性については、過去の発作の状態や治療への反応等をふまえて医師が判断します。
事前に医師との間で救急搬送及びその手配の必要性、救急搬送が必要となる状態や症状などについて認識を共有しておくようにしてください。
医師から救急搬送が必要と説明された状態にあてはまる場合は、救急搬送するようにしてください。
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スピジアの投与後救急搬送が必要かどうか、どのように判断すればよいですか?
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スピジア投与後の救急搬送及びその手配の必要性については、過去の発作の状態や治療への反応等をふまえて医師が判断します。
事前に医師と保護者などの間で救急搬送及びその手配の必要性、救急搬送が必要となる状態や症状などについて認識を共有しておくようにしてください。
なお、以下のいずれかにあてはまる場合は、救急搬送を手配するようにしてください。
  • ・呼吸抑制のリスクがあると医師が判断した方
  • ・いつもとは違うと感じた場合
  • ・スピジア投与後、発作がおさまらない場合
  • ・呼吸の回数が少ない、浅い、またはとまった場合
  • ・発作がおさまった後も唇が青い状態がつづく場合
  • ・2回目のスピジアを投与した後に発作がふたたびおきた場合
  • ・上記にあてはまるものはないが必要性を感じた場合
なお、これらにあてはまらない場合でも医師から特別に指示がある場合、指示に従い救急搬送を行うようにしてください。
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ジアゼパム坐剤と同じ成分なのに、スピジアには救急搬送が必要とされるのはなぜですか?
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承認されている効能又は効果、つまり投与対象となる発作が異なるため、スピジアでは救急搬送を考慮する必要があります。坐剤は「熱性けいれん及びてんかんのけいれん発作の改善」に対し、スピジアは「てんかん重積状態」となっています。『小児てんかん重積状態・けいれん重積状態治療ガイドライン2023』によると、発作が5~10分継続した早期てんかん重積状態において、「救急車要請を検討」と記載されていることから、坐剤とは異なり、必要に応じて救急搬送の手配が必要になります(Q.スピジアの投与後救急搬送が必要かどうか、どのように判断すればよいですか?もご参照ください)

外出先での対応

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旅行や外出の予定があります。どのような点に注意すればよいですか?
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外出中にもし発作がおきた場合に、スピジアを処方してもらった医療機関とは異なる医療機関に搬送されることも考慮する必要があります。
スピジアを処方されている方の発作の背景情報の理解のために、必要に応じて、「てんかん発作に対するアクションプラン(発作治療計画)」に記入いただくなど、主治医に対応法を相談してください。また、飛行機内にスピジアを持ち込む場合は、所持品検査時のトラブルを避けるため、予約時に機内に持ち込む旨を連絡することをおすすめします。

その他

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発作がおきたとき、どのように対応すればよいですか?
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落ち着いて、周囲の危険物をよけて安全を確保し、必要に応じてスピジアを投与してください。時間の記録も大切です。詳しくは「発作がおきた時の対処法」をご確認ください。
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発作時に気をつけることはありますか?
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てんかん発作時は、無理に体をおさえつけたり、口にものを入れたりしないでください。呼吸や発作の様子をよく観察するようにしてください。詳しくはスピジア点鼻液使用ガイドの「発作がおきたときの対処法」をご確認ください。
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てんかん発作がいつもより遷延(せんえん)するとはどのような状態ですか?
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発作が、いつもと違い、少し長引いている場合(たとえば、いつもより2分を超えて長く続いている場合など)は、てんかん重積状態に移行するおそれがあり、注意が必要です。発作は一人ひとり異なりますので、スピジアを投与するタイミングについては事前に医師と相談するようにしてください。
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