投与後に注意すべき点
救急搬送の目安
スピジア投与後の救急搬送の手配および救急搬送の必要性については、これまでの発作の様子や治療への反応などをふまえて、事前に医師が判断して保護者(介護者)の方に説明します。あらかじめ、救急搬送の手配および救急搬送の必要性や、どのような状態もしくはどのような症状が出たときに救急搬送するべきかについて、医師の説明を聞いて理解しておくようにしてください。

以下の場合は救急搬送の手配が必要であるため、救急搬送が必要な症状およびタイミングについてあらかじめ医師と相談してください。
呼吸抑制のリスクがあると医師が判断した患者
いつもとは違うと感じた場合
スピジア投与後、発作がおさまらない場合
呼吸の回数が少ない、浅い、またはとまった場合
発作がおさまった後も唇が青い状態がつづく場合
2回目のスピジアを投与した後に発作がふたたびおきた場合
上記にあてはまるものはないが必要性を感じた場合

救急搬送された場合には、医療従事者がスピジアの投与状況を確認できるよう、使用済みの噴霧器をご提示ください。

スピジアを使用したときに限らず、いつもと違う発作がおきたときや気になることがあるときは、そのたびに、医師に報告・相談するようにしましょう。

医療機関の受診が必要な症状
スピジア投与後に呼吸抑制があらわれる可能性があります。
呼吸の回数が減る
呼吸が浅くなる
これらの症状がみられた場合は、
すぐに医療機関を受診してください。

呼吸数
安静にしている患者さんの胸やお腹の動き、口や鼻から吐き出される息の様子を観察したりしながらはかります。
脈拍数
患者さんの手首の親指側の下の方にある動脈に人さし指、中指、薬指の3本の指をあて、脈が触れるのを確認しながらはかります。

その他の副作用
眠気がでる、意識の低下、貧血、口やのどの不快感などがあらわれることがあります。


ここで紹介している症状以外でも気になる症状があらわれた場合には、医師または薬剤師にご相談ください。